火炎レコード™️

半壊

半壊した建造物に魅力を感じる。

 

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↓数日後↓

 

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廃墟も好きなのだが、半壊も魅力的。

 

廃墟と半壊が融合した建造物といえば原爆ドームだが、背景に横たわる現実が余りにも悲惨すぎるので、上に貼った写真の建物を見たときのような「うおー!すげー!」という気分にはあまりならない。

 

今年の1月から3月まで東京で解体の土方をしていた。3月末からは大阪で働くことが決まっており(実際は落ちたが・・・)、自分の中でも期間限定で働いてる感があったので、「どうせあとちょっとで辞めるし」とか思いつつ、かなり気楽に働いていた。

 

数ある工事作業の中で解体を選んだのも偶然で、映像の制作会社を辞め、次に内定貰っていた大阪の仕事(実際は落ちたが・・・)が始まるまでの間にどうやって飯を食っていこうかと考えてバイトルで見つけたのが解体集積工のバイトだった。

 

今から考えると、たとえば大阪で働くことが決まっていなかったとしたら、おそらく自分は未だに解体工として働いていただろう。

 

今でもたまに思い出すが、最後に出勤したのは東京メトロ茅場町駅構内での夜勤だった。午前4時、その日の作業が終わって帰ろうとした時、俺に一番親切にしてくれたチームリーダー的ポジションの森田さんが「カゼひくなよ」・・・じゃなかった、「大阪でも頑張れよ」と言って見送ってくれた。俺はその言葉に半分泣きそうになりつつ「オーナーゼフ!」・・・じゃなかった、まあ、「クソお世話になりました」的なことを伝え、同期の集積工たちには今日で辞めるということは一切伝えず、市ケ谷駅の始発を目指して東京の街を一人で歩いたのだった・・・。

 

昔から半壊した建物に魅力を感じていたが、解体工という「壊す仕事」を経験したからこそ、街で半壊を目撃した際の感じ方も少し変わったように思える気がしないでもない。たぶん。