ど田舎に狩りをしに来た幼馴染みの二人がミスって地元の子を狩ってしまい、それを隠蔽しようとしたことからどん詰まっていく。
「イギリス」「田舎」「早く家に帰りたい」という要素から『バイオレンス・レイク』を思い出しながら観ていた。
本作には『バイオレンス・レイク』の凶悪なガキの代わりに「村=家族」みたいな思考を持った田舎者たちが出てくる。こういう奴らはよそ者に対して警戒心がやたら強く、映画の中でも「誰々さん家の娘が犯された!ぶっ飛ばしてやる!」とみんなで大騒ぎするおめでたい連中だ。
結局全部バレちゃった主人公たちは逃走を図るも、犬に噛まれたりしてるうちに追いつかれ顔面を蹴られたりする。主人公が真相を語るシーンは音声が消えて田舎者たちのリアクション=顔面力だけを映し出す頭良さげな演出が炸裂していた。
あんまり派手なシーンは無いが、バレるかバレないかの緊張感で最後まで引っ張る見事な作品でした。