火炎レコード™️

天使が眠りにつくとき


一人娘の誕生日。仕事を終わらせ急いでうちに帰ろうと張り切ったのも束の間、うっかり居眠り運転ぶちかまし知らん姉ちゃんを轢いちゃった主人公のおじさん。病院に連れて行こうとしたけども、その姉ちゃんのマブダチの別の姉ちゃんが「人殺し!きー!」ってな感じでヒステリックに逃走し、「待って!一緒に病院行こうや!」と追いかける。

映画の8割くらいがこの追いかけっこの描写に割かれている。追いつく度に角材で殴られ瓶で殴られナイフで刺され、バリエーション豊かにボロボロになっていくおじさんが哀れで泣けてくる。

これで何度目か、おじさんはまたまた姉ちゃんへ追いつく。相変わらず敵意剥き出しの姉ちゃんへのリーサルウェポンとして家族の話をする。「俺は悪い人間じゃないんだよ、こんな可愛い娘もいるんだ」と写真を見せつつ優しく語りかけるが、「うるせえ!全部警察に言ってやる!お前の人生おしまいだ!」と威勢の良い姉ちゃん。
そこへタイミング悪く嫁から電話。娘の誕生日パーティをすっぽかしたおじさんに怒り心頭の嫁だが、何やら様子がおかしいと察し「何があったの?事故?」と心配する。ここで全て正直に告白すると思いきや「・・・実は、犬を轢いちゃったんだ」と虚偽の申告。
遂におじさんがブチギレたことがわかる恐ろしい場面だ(まあここまでされてキレない方がおかしいと思うが・・・)。これを思い出さずにはいられなかった。

いきなり犬呼ばわりされた姉ちゃん(とその一部始終をNetflixで目撃する俺)の表情が恐怖で硬直した瞬間、映画はクライマックスへ・・・。

主人公は最初から「とにかく落ち着こう、病院行こう!」って何回も説得してんのに、この姉ちゃんときたら「お前は人殺しだ!」「全部警察に言う!」「お前の人生終わらせてやる!」みたいな感じでヒステリックにキャーキャー叫んだりその辺に落ちてる物で殴ってきたり(下手したら破傷風になりますよ)で全然まともに話ができない。まあ、居眠り運転で人轢き殺しといて「俺には家族がおるから警察は勘弁!」って主人公の言い分もあんまりだけども・・・。

非常事態の時こそ冷静に落ち着いて行動することが大事なんだとこの姉ちゃんは命を張って教えてくれました。
どんまい。ご愁傷さん。